映画の感想文です。
今年は見た映画の記録をなるべく残していきたいと思います。
ということで、思ったことをタタタッと書きます。
くらもちふさこの名作コミックを、「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督が実写映画化。自然豊かな田舎町を舞台に、少女の淡い初恋と成長を爽やかに描き出す。中学2年生の右田そよが通っているのは、小中学生合わせても生徒がたった6人しかいない分校。ある日そこに、東京からの転校生・大沢広海がやって来る。クールでとっつきにくい雰囲気の大沢に、そよは次第に恋心を抱き始め……。脚本は「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや。
以下感想です。
DVDで観ました。
山下監督としては(間にある「ユメ十夜」の短編を除けば)「松ヶ根乱射事件」の次回作ですね。
今回も田舎が舞台で、「リンダリンダリンダ」も含めて、ずっとこの人は地方を舞台に映画を撮っています。
いきなり本題ですが、監督の作品には「都会と田舎の相違(対立)」という通低するテーマを感じます。
この作品の中でも、都会と田舎の相違はある意味物語の中心に据えられていて、主人公の”そよ”は、理解できない大沢の突飛な行動や価値観にびっくりしたり、反発したり、でも後から理解してホッとしたりします。
それらのシーンを観ていて、「都会と地方の相違」というのは、人の生活や心の在り方において、結構本質的なものなのだろうか・・と考えてしまいました。
かつては日本人全体で共有していた価値観のようなものはもはやほとんど無くなって、今まさに、都会と地方の断絶がどんどん拡大しているのではないか・・。実際のところどうなんでしょう。もしかしてずっと昔からある話ですかね?
作品では、この結構本質的かもしれない「危うい相違」を描きながらも、ポジティブな答えを出していて、そよが東京で都会の騒音に耳を澄ませながら「いつかあんたらともうまくやっていけるかもしれんね」とつぶやきます。
原作の舞台もロケ地も、島根県なのですが、
主人公のそよを中心に、映画に出てくる人はみなおおらかで、正直です。
そして全編に出てくる田園の風景がいいです。
ということで、とても島根県に行ってみたくなりました。
