お家をさがそう

ヒューマントラスト渋谷で観ました。
なんだか久しぶりにロードムービーを観た気がします。

地味な映画ではあるけれど、なかなかよかった。
以下、ラストあたりの奥さんのセリフが印象深かったので
記憶をたよりに書きます。

(ややネタバレなのでご注意を)

家には父親自慢の大きなオレンジの木があったの。
でも木にはオレンジがならなかった。土がよくなかったのかな。

わたしと妹は、ある日朝5時に母親に起こされた。
見ると母は袋2つ分の果物を持っていた。
わたしと妹は、それをぜんぶ木に括り付けた。
紐とテープでね。でもなかなかうまくできたのよ。
果物はオレンジの他にパイナップルやバナナなんかもあった。

それが終わって、私と妹はクルマの中で父が出てくるのを待ったの。
庭に出てきた父は木を見て黙ってしまった。身動きもせずにね。
きっと驚いたのね。「1日で実がなったのか!」って。

でも木にはオレンジ以外のいろんな果物がついているのに気づいて、
今まで聞いたことがない声で大笑いしたの。大きな声で。
わたしと妹も笑ったわ。母も笑った。

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